2016年5月15日日曜日

旅のご縁が花の縁
















    SHIGEKO GARDEN の花たち

















まさか旅先でそんな縁をもらうなんて思いもよらなかった。旅は異なもの不思議ものを地で言ったお話しをしたい。

今年1月、釜山の旅で時知り合った方がご自分の名を付けたガーデンの話をされたので春になったらぜひ見せてもらいたい旨お願いしておいた。かねてより幻の花園をテーマにした曼荼羅絵を100号のキャンバスに描こうと思っていたからである。

ようよう季節が到来しこの4月、勇んで伊東へ花園を見に飛んで行った。
「SHIGEKO GARDEN」には様々な花が咲き乱れ、それぞれが生命の色を誇っていた。が、一瞬にして私が惹きつけられたのはまるで人のように見えたソメイヨシノの老木であった。手を広げあるがままの姿で枝を張って花を咲かせている様はまさに「私を描いて」と言われているような気がしてならなかった。
百年は越しているそうで「この桜と老犬とわたしのうち誰が先にこの世から去るか」が花園の主にとっての最大の関心事だそうな。季節が巡って花が咲き、季節が過ぎて花は散る。その繰り返しの中に生命の輪廻を見た気がする。


                    ソメイヨシノ

私にとってはそれが花で表現したマンダラ絵なのである。そして生き物同志の共感を覚えた。わたしも自然界の一部であり同じ仲間なんだと。その不思議な感動を無性に絵にしたくなり夢中でスケッチをした。国外で偶然に一緒になった方から絵のモチーフを描くチャンスを私はもらったのである。
呼び寄せたのは樹齢100有余年の桜の老木であったような気がしてならない。目下アトリエで製作しているのだが、桜の老木がいつのまにか人のようになってしまっている。

あの木に潜んでいた桜の精のなせる業かもしれないと思いそのまま描き続けている。どんな絵に仕上がっていくのだろうか。実のところ私にも分からないのである。


0 件のコメント:

コメントを投稿