2015年12月23日水曜日

聖地の謎② ~聖樹そして「最後の晩餐」との縁

ゲッセマネの樹齢2千年以上のオリーブ

聖地には聖樹がつきものだ。

エルサレムではイエスの足跡が多く残されているオリーブ山のゲッセマネの園に行った。ゲッセマネとはヘブライ語で「油搾り」と言う意味で2千年前には一面がオリーブの林だったそうだ。ここにイエスは祈りによくきていて「最後の晩餐」を終えた夜もこのオリーブ園で祈りを捧げたと言われている。うっすらと香気が漂いとても心地が良くて心が落ち着く場所であった。その中の8本のオリーブの木は2千年前からずっとあるのだとか。聖樹とも言うべきオリーブの木はまさに「人の集合体!」のようだった。幾十もの木がよじれ重なり合い一つの幹となった太い幹は石のようであった。が、上を見上げると枝を伸ばし青々と葉を茂らせているではないか。なんという生命力だろう!

旅の3日目、1万年前にすでに人が住み西洋考古学の宝庫といわれるジェリコに行った時にも聖樹に出会った。「ザアカイの木」と呼ばれ聖書に出てくる。2千年前から生き続けている大きないちじく桑の木で、今も葉は青々と茂っていた。釈尊にも無憂樹・印度菩提樹・沙羅双樹の伝説の聖樹がある。聖地には後世にそれを語り継ぐ生き証人(樹)がいるものだと感心した。


ザアカイの樹 イエスの生き証人

 イエス関連になるが「最後の晩餐」の因縁話をしてみたい。私はクリスチャンではない。お釈迦さんの弟子を自認しているブッデイストだ。今年(2015年)6月にミラノに行ったときの事。本当に運良く「ダビンチの最後の晩餐」サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ修道院で本物を観ることができた。その絵を見た時鳥肌が立つほど感動し初めて複製画を買ったほどだった。(時間も人数も制限されている完全予約制で予約を取るのも大変な世界遺産の所)

最後の晩餐の元絵

 今回のエルサレム観光でなんと「最後の晩餐をした部屋」にも行き聖墳墓教会ではこれまたダビンチの元絵と言われている「最後の晩餐の絵」も信じられないほどきれいに写真に撮れたのだ。洞窟の中は暗く肉眼でもほとんど見えなかったにもかかわらず。イエスが生きた時代から千五百年後にダビンチの手によって描かれた「最後の晩餐の絵」を見た後でその元を辿るとは!ミラノからエルサレムへの繋がりはすべて偶然によるものだ。
が、偶然に見せかけた必然がある気がするのだ。そうした縁を繋ぐことが出来た幸運な私にはこれからなすべき事があるのだと感じた


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