2015年11月10日火曜日

会津で土方歳三に出会い歴史認識を考えた

会津若松の鶴ヶ城
湯川沿いの東山温泉街
土方歳三の露天風呂

ひと月前の話である。酒ペン友の会に誘われて「会津の酒蔵めぐりと温泉の旅」に出掛けた。

かねてより私は日本酒が世界で一番旨い酒だと公言するほどの日本酒好きである。
旨酒の玉に瑕がウマ過ぎて飲み過ぎる事。日本酒を飲む時は必ずお水も一緒に飲む事をおすすめする。二日酔いには絶対ならない。もっとも飲み過ぎれば話は別だが。

話が横にそれてしまった。以前会津を旅したことがある。NHKの朝ドラ「八重の桜」が始まった頃だった。確か桜の頃だったように思う。その時、会津の地でその敗者側の歴史に直接触れる事ができて考えさせられた。「勝てば官軍負ければ賊軍」とはよく言ったものだと思った。歴史という公式記録書は勝者が記す。だから勝者の言い分が語り継がれていく。教科書歴史と私は呼んでいるのだが。それは時代の支配者達のための官製かつ公式見解である。よく「歴史に学ぶ」という事が言われるが勝者から学ぶことは一つしかない。勝者になるための方法である。一方敗者からは学ぶべき事は多い。敗者達に等身大の自分を重ねながら考えさせられる事が大だからである。
150130年前の曽祖父母たちの時代を敗者の視点で振り返らせてくれた会津を再訪できて嬉しかった。さてその2度目の会津、宿は東山温泉であった。初めて泊まったのだが温泉が素晴らしく温泉好きの私としてはこの温泉にまたまた来たいと思った。

さて、今回の旅で思いがけず土方歳三の足跡と出会った。子どもの頃見たチャンバラ映画では薩長の志士たちはいつも善玉で新選組は悪玉であった。隊長の「近藤勇」はNO .1の悪者で鬼の副長土方歳三はNO.2の敵役だった。あの時代、チャンバラ好きの子供にとって新選組は悪、明治維新を推進した志士達は善と植え付けられた気がする。これも歴史の「勝てば官軍」志向のせいだと思っている。

さて、温泉とお酒を堪能して爆睡した翌朝は目覚めも快適。心から日本人に生まれて良かったと思う。朝の気分も浮き浮きと湯川散策をしていたら土方歳三がこの温泉地で戊辰戦争の傷を癒していたという露天風呂を発見。この温泉に漬かりながら彼は一体なにを考えていたのだろう。イケメン土方歳三の写真絵とともに想像を膨らませた。偶然ではあったが楽しい歴史散歩となった。ところが偶然はそれだけではなかった。なんとその日の「あさがきた(NHKの朝ドラ)」にその土方歳三が登場していたのだ!偶然にしては出来過ぎの話だとみなさんは思うだろうがホントに本当の話デス。

彼ら敗者の歴史を知り現場も見た私へご褒美に土方歳三が楽しませてくれたのだと思うことにした。
光を当てると影が出来るように、勝者という光はそのまま敗者の影となり、敗者の光は勝者の影となる。二つが合わさり一つの歴史となる。歴史認識とはなにも難しいことではない。歴史を勝者と敗者、両方の視点で見ればいいのだ。難しいと言う人たちは言い訳をして見ようとしないだけなのだと私は思っている。





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